退院後や体力が落ちてきた時に、
「玄関の段差を昇る、降りるのが怖い」
「靴を履く時にふらつく」
「外に出たいけれど玄関で不安になる」
「家族が転ばないか心配」
と感じる方は少なくありません。
玄関は、家の中と外をつなぐ大切な場所です。
しかし、段差を上がる、靴を脱ぎ履きする、方向転換する、荷物を持つなど、意外とバランスを崩しやすい動作が多くあります。
特に、脳卒中後遺症、神経難病、脊髄疾患、骨折後、退院後の体力低下がある方は、玄関動作に不安を感じやすくなります。
この記事では、玄関の段差が怖くなる理由と、自宅で見直したいポイント、リハビリで確認したい内容について解説します。
玄関の段差が怖くなる理由
玄関で不安を感じやすい理由は、複数の動作が一度に必要になるためです。
例えば、
・段差を上がる
・段差を下りる
・片足で靴を履く
・靴を脱ぐ
・身体の向きを変える
・荷物を持つ
・外の明るさや路面に対応する
などです。
歩くだけであれば問題なくても、玄関では「またぐ」「片足で立つ」「しゃがむ」「方向転換する」といった動作が加わります。
そのため、玄関は外出前後に転倒しやすい場所の一つです。
玄関で困りやすい場面
① 靴を履く時にふらつく
靴を履く時は、片足立ちになったり、前かがみになったりします。
バランスが不安定な方は、この動作でふらつきやすくなります。
立ったまま靴を履くよりも、椅子に座って履く方が安全な場合があります。
② 段差を上がる時に足が重い
玄関の上がり框や段差を上がる時には、足を持ち上げる力が必要です。
足が上がりにくい方や、片足に体重を乗せにくい方は、段差でつまずきやすくなります。
③ 段差を下りる時が怖い
段差を下りる時は、上がる時よりもバランスを崩しやすいことがあります。
足を下ろす位置が不安定だったり、手をつく場所がなかったりすると、ふらつきや転倒につながることがあります。
④ 靴やサンダルが合っていない
脱げやすい靴や、かかとのないサンダルは、玄関動作を不安定にすることがあります。
靴が合っていないと、足が引っかかる、踏ん張りにくい、歩き出しが不安定になるなどの原因になります。
⑤ 外出前に急いでしまう
外出前は、時間を気にして急いでしまうことがあります。
急いで靴を履く、荷物を持つ、すぐに外へ出るといった流れは、転倒リスクを高めやすくなります。
玄関では、落ち着いて動ける環境を整えることが大切です。
リハビリで確認したいポイント
玄関動作を安全にするためには、身体の状態と環境の両方を確認します。
① 段差を上がる・下りる動作
段差を安全に上がれるか、下りる時にふらつかないかを確認します。
足の上がり方、片足で支える力、体重のかけ方、手すりの使い方などを見ていきます。
② 片足で支える力
靴を履く時や段差をまたぐ時には、片足で身体を支える場面があります。
片足に体重を乗せるのが苦手な場合は、ふらつきやすくなります。
リハビリでは、立位バランスや重心移動を確認します。
③ 方向転換
玄関では、靴を履いたあとに身体の向きを変えて外へ出る動作が必要になります。
方向転換は、歩行の中でもバランスを崩しやすい動作です。
狭い玄関で安全に向きを変えられるかを確認することが大切です。
④ 靴や装具の使い方
靴のサイズ、履きやすさ、滑りにくさ、装具との相性なども確認します。
普段の歩行が安定していても、靴の脱ぎ履きや玄関での歩き出しで不安定になる方もいます。
⑤ 手すりや椅子の使い方
玄関に手すりや椅子があると、動作が安定しやすくなる場合があります。
ただし、どこに設置するか、どの高さが使いやすいかは人によって異なります。
身体の状態と玄関の広さに合わせて考えることが大切です。

自宅で気をつけたいこと
玄関での転倒を防ぐために、次の点を見直してみましょう。
・玄関に靴を出しすぎない
・立ったまま靴を履かず、椅子に座る
・脱げにくく滑りにくい靴を選ぶ
・段差が見えにくい場合は目印をつける
・必要に応じて手すりを検討する
・荷物を持ったまま無理に段差を上がらない
・外出前に急がず、一つずつ動作を確認する
大切なのは、「気をつけて歩く」だけでなく、「安全に動きやすい環境を整えること」です。
こんな時は専門家へ相談しましょう
次のような場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
・玄関の段差でつまずきそうになる
・靴を履く時にふらつく
・段差を下りる時が怖い
・玄関で方向転換しにくい
・外出する機会が減ってきた
・家族が転倒を心配している
・手すりや椅子を置く位置に迷っている
・杖や装具、靴の使い方が合っているかわからない
玄関の不安が強くなると、外出そのものを避けるようになることがあります。
外出が減ると、活動量や体力の低下につながりやすくなります。
不安を我慢せず、早めに動作や環境を確認することが大切です。
京都で玄関動作や外出のリハビリを検討している方へ
京都市伏見区のエール神経リハビリセンター伏見では、退院後の歩行不安や生活動作の不安に対して、理学療法士が身体の状態を確認しながらリハビリを行っています。
玄関動作に不安がある方には、
・段差の上がり下り
・靴の脱ぎ履き
・片足で支える力
・方向転換
・歩き出し
・杖や装具、靴の使い方
・手すりや椅子などの環境調整
・外出に向けた動作練習
などを確認し、その方に合わせたリハビリ内容を提案します。
「外に出たいけれど玄関が不安」
「段差で転びそうになる」
「家族の外出を安全に支えたい」
このようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
エール神経リハビリセンター伏見では、現在、特別体験も行っています。
よくある質問
Q. 玄関の段差だけが怖い場合でもリハビリできますか?
はい。玄関の段差には、足を上げる力、片足で支える力、バランス、手すりの使い方などが関係します。
歩行だけでなく、玄関動作として確認することが大切です。
Q. 靴を履く時にふらつくのも相談できますか?
はい。靴の脱ぎ履きは、片足立ちや前かがみが必要になるため、ふらつきやすい動作です。
座って履く方法や、靴の選び方、玄関椅子の使い方なども確認できます。
Q. 手すりをつければ安全になりますか?
手すりは有効な場合がありますが、位置や高さが合っていないと使いにくいことがあります。
身体の状態や玄関の構造に合わせて検討することが大切です。
Q. 外出が減ってきた場合も相談した方がよいですか?
はい。玄関や屋外歩行への不安から外出が減ると、体力や筋力が低下しやすくなります。
外出を続けるためにも、早めに不安な場面を確認しましょう。
まとめ
玄関は、家の中と外をつなぐ大切な場所です。
しかし、段差を上がる、靴を履く、方向転換する、荷物を持つなど、転倒しやすい動作が多く含まれています。
玄関の段差が怖いと感じる場合は、足の力やバランスだけでなく、靴、手すり、椅子、段差の見えやすさなども確認することが大切です。
京都市伏見区で玄関動作や外出に不安がある方は、エール神経リハビリセンター伏見へお気軽にご相談ください。
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