退院後や体力が落ちてきた時に、
「床の物を拾うのが怖い」
「しゃがむと立ち上がれない」
「前かがみになるとふらつく」
「落とした物を拾う時に転びそうになる」
と感じる方は少なくありません。
床の物を拾う動作は、日常生活の中でよくある動作です。
しかし実際には、前かがみになる、しゃがむ、手を伸ばす、立ち上がるなど、バランスを崩しやすい動きが含まれています。
そのため、歩くことはできていても、床の物を拾う場面で不安を感じる方もいます。
この記事では、床の物を拾うのが怖くなる理由と、自宅で気をつけたいポイント、リハビリで確認したい内容について解説します。
床の物を拾うのが怖くなる理由
床の物を拾う時には、姿勢が大きく変わります。
例えば、
・前かがみになる
・膝を曲げてしゃがむ
・片手を床へ伸ばす
・下を向く
・物を持ったまま立ち上がる
・狭い場所で身体の向きを変える
などです。
このような動作では、足腰の力だけでなく、バランス、体幹の安定性、関節の動き、手すりや家具の使い方も関係します。
「歩けるから大丈夫」と思っていても、かがんだ瞬間や立ち上がる時にふらつくことがあります。
床の物を拾う時に困りやすい場面
① 前かがみになる時
床の物を拾おうとして前かがみになると、身体の重心が前へ移動します。
その時に足で踏ん張れないと、前に倒れそうになることがあります。
特に、足の感覚がわかりにくい方や、ふらつきがある方は注意が必要です。
② しゃがむ時
床に近い物を拾うには、膝や股関節を曲げる必要があります。
膝の痛みや足の力の低下があると、しゃがむ動作が難しくなります。
「しゃがむことはできても、そこから立ち上がれない」という方もいます。
③ 片手を伸ばす時
物を拾う時は、片手を床や横方向へ伸ばすことがあります。
手を伸ばすと身体のバランスが崩れやすくなります。
無理に遠くの物を取ろうとすると、転倒につながることがあります。
④ 立ち上がる時
物を拾った後は、再び立ち上がる必要があります。
この時に足腰へ負担がかかり、ふらつきやすくなります。
特に、手をつく場所がない場合や、急いで立ち上がる場合は注意が必要です。
⑤ 狭い場所で拾う時
洗面所、玄関、台所、ベッド横など、狭い場所で物を拾うこともあります。
狭い場所では、足の位置を変えにくく、身体の向きを変える時にふらつきやすくなります。
家具や壁にぶつからないように動く必要があるため、より注意が必要です。
リハビリで確認したいポイント
床の物を拾う動作を安全に行うためには、身体の状態と生活環境の両方を確認します。
① 前かがみで姿勢を保てるか
前かがみになった時に、身体が前へ倒れすぎないかを確認します。
足の位置、体幹の安定性、手の使い方を見ながら、安全にかがめる範囲を確認します。
② しゃがむ・立ち上がる力
床の物を拾うには、しゃがむ力と立ち上がる力が必要です。
膝や股関節の動き、足腰の力、手すりや家具を使った立ち上がり方法を確認します。
無理に深くしゃがまず、身体の状態に合った方法を考えることが大切です。
③ 手を伸ばした時のバランス
前や横へ手を伸ばした時に、姿勢を保てるかを確認します。
遠くの物を取ろうとした時や、片手で支えながら拾う時の安定性も大切です。
④ 足の位置と重心移動
物を拾う時には、足の位置がとても重要です。
足がそろいすぎていると、バランスを崩しやすくなります。
リハビリでは、安定しやすい足の置き方や、体重のかけ方を確認します。
⑤ 自宅環境と道具の使い方
床に物が多い環境では、拾う機会も増え、転倒リスクが高くなります。
必要に応じて、物の置き場所、動線、手すり、椅子、リーチャーなどの道具の使用も検討します。

自宅で気をつけたいこと
床の物を拾う時の不安を減らすために、次の点を見直してみましょう。
・床に物を置きっぱなしにしない
・よく使う物は手の届きやすい高さに置く
・無理に遠くの物を取ろうとしない
・拾う前に足の位置を安定させる
・必要に応じて椅子や壁に手を添える
・急いで拾わない
・立ち上がる時は一呼吸おいてから動く
・不安が強い場合は家族に頼む
大切なのは、「なんとか拾う」ことではなく、「転ばずに安全に動ける方法を選ぶこと」です。
こんな時は専門家へ相談しましょう
次のような場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
・床の物を拾う時にふらつく
・しゃがむと立ち上がりにくい
・前かがみになるのが怖い
・物を拾おうとして転びそうになった
・家の中に物が多く、つまずきやすい
・膝や腰に痛みがある
・家族が転倒を心配している
・どの動き方が安全かわからない
床の物を拾う動作は、生活の中で何度も起こります。
小さな動作に見えても、転倒につながりやすい場面です。
不安を我慢せず、身体の状態と生活環境を確認することが大切です。
京都で生活動作のリハビリを検討している方へ
京都市伏見区のエール神経リハビリセンター伏見では、退院後の生活動作や歩行不安に対して、理学療法士が身体の状態を確認しながらリハビリを行っています。
床の物を拾う動作に不安がある方には、
・前かがみ動作
・しゃがみ動作
・立ち上がり
・手を伸ばした時のバランス
・足の位置や重心移動
・膝や股関節の動き
・自宅環境の見直し
・安全な動作方法
などを確認し、その方に合わせたリハビリ内容を提案します。
「床の物を拾うのが怖い」
「しゃがむと立ち上がれない」
「家の中で転びそうになる」
このようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
エール神経リハビリセンター伏見では、現在、特別体験も行っています。
よくある質問
Q. 床の物を拾う動作だけでもリハビリできますか?
はい。床の物を拾う動作には、前かがみ、しゃがみ、立ち上がり、手を伸ばす動作、バランスなどが含まれます。
生活動作として確認することが大切です。
Q. しゃがめない場合はどうすればよいですか?
無理にしゃがむ必要はありません。
椅子や壁を使う方法、物の置き場所を変える方法、リーチャーなどの道具を使う方法もあります。
身体の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
Q. 膝が痛い場合も相談できますか?
はい。膝の痛みがある場合、しゃがみ方や立ち上がり方に工夫が必要です。
痛みを我慢して動くのではなく、負担の少ない方法を確認しましょう。
Q. 家の中の物が多いことも転倒に関係しますか?
関係します。
床に物が多いと、つまずきやすくなるだけでなく、物を拾う回数も増えます。
動線を整理し、安全に動ける環境を整えることが大切です。
まとめ
床の物を拾う動作は、日常生活の中でよくある動作です。
しかし、前かがみ、しゃがみ、手を伸ばす、立ち上がるなど、転倒につながりやすい動作が含まれています。
床の物を拾うのが怖いと感じる場合は、足腰の力だけでなく、バランス、体幹の安定性、足の位置、自宅環境を確認することが大切です。
京都市伏見区で生活動作や転倒予防のリハビリを検討している方は、エール神経リハビリセンター伏見へお気軽にご相談ください。
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