退院後や体力が落ちてきた時に、
「最近、家族の手助けが増えてきた」
「どこまで介助すればいいかわからない」
「転ばないか心配で、つい手を出してしまう」
「家族の負担が大きくなってきた」
と感じることは少なくありません。
介助が必要になること自体は、決して悪いことではありません。
大切なのは、本人ができる動作をできるだけ続けながら、家族も無理をしすぎない方法を考えることです。
この記事では、家族の介助が増えてきた時に見直したいポイントと、リハビリで確認したい内容について解説します。
家族の介助が増えやすい理由
家族の介助が増える背景には、身体の変化や生活環境の影響があります。
例えば、
・立ち上がりに時間がかかる
・歩く時にふらつく
・トイレや入浴が不安
・玄関や階段で転びそうになる
・外出の機会が減っている
・疲れやすくなっている
などです。
最初は少しの見守りだけだったものが、少しずつ手伝う場面が増えることがあります。
家族としては「転ばせたくない」という思いから介助することが多いですが、手伝い方によっては本人の動く機会が減ってしまうこともあります。
そのため、どの動作は本人ができるのか、どの場面で見守りや介助が必要なのかを整理することが大切です。
介助で困りやすい場面
① 立ち上がり
椅子やベッドから立ち上がる時に、家族が腕を引っ張って手伝うことがあります。
しかし、腕を強く引っ張ると本人の姿勢が崩れたり、介助する家族の腰に負担がかかったりすることがあります。
立ち上がりでは、足の位置、手をつく場所、身体を前に倒す動きが大切です。
② 歩行の見守り
歩く時にふらつくと、家族はすぐに支えたくなります。
ただし、常に身体を支えすぎると、本人が自分でバランスを取る機会が減ることもあります。
どの距離なら見守りでよいのか、どの場面では手を添える必要があるのかを確認しましょう。
③ トイレ動作
トイレでは、立ち座り、方向転換、ズボンの上げ下げなど、複数の動作が必要です。
狭い空間で介助するため、本人も家族も動きにくくなります。
手すりの位置や便座の高さ、介助する立ち位置を確認することが大切です。
④ 入浴動作
入浴は、家族の不安が特に大きくなりやすい動作です。
浴室は滑りやすく、浴槽をまたぐ、立ち上がる、身体を洗うなど、転倒しやすい場面があります。
無理に一人で行うのではなく、必要に応じてシャワーチェアや手すりなどの環境も見直しましょう。
⑤ 外出
外出では、玄関の段差、階段、道路の段差、人混み、荷物など、家の中よりも不安定になる場面が増えます。
家族が付き添う場合でも、どこを支えるか、どのタイミングで休憩するかを決めておくと安心です。

リハビリで確認したいポイント
家族の介助が増えてきた時は、本人の身体の状態だけでなく、介助方法や生活環境も一緒に確認することが大切です。
① 本人ができる動作
まずは、本人がどこまで自分でできるかを確認します。
・立ち上がり
・歩行
・方向転換
・トイレ動作
・入浴動作
・階段や段差
・外出時の歩行
などを見ながら、安全にできる範囲を整理します。
本人ができる動作まで家族が手伝いすぎると、活動量が減ってしまうことがあります。
できる部分は続けられるようにすることが大切です。
② 介助が必要な場面
次に、どの場面で介助が必要かを確認します。
例えば、
・立ち上がり直後にふらつく
・方向転換で不安定になる
・段差で足が上がりにくい
・トイレでズボン操作が難しい
・浴槽をまたぐ時に怖さがある
などです。
介助が必要な場面を具体的にすることで、家族も安心して関われるようになります。
③ 見守りでよい場面
すべてを手伝う必要はありません。
リハビリでは、見守りだけで安全にできる場面も確認します。
「近くで見ていれば大丈夫」
「手すりがあれば一人でできる」
「疲れている時だけ介助が必要」
というように、場面ごとに整理すると生活しやすくなります。
④ 家族の介助方法
家族が介助する時は、本人の安全だけでなく、家族の身体への負担も考える必要があります。
無理な姿勢で支えたり、腕だけで引っ張ったりすると、家族の腰や肩に負担がかかります。
リハビリでは、立ち位置、支え方、声かけ、動作のタイミングを確認します。
⑤ 生活環境の見直し
介助量を減らすためには、環境を整えることも大切です。
・手すりの位置
・椅子やベッドの高さ
・トイレや浴室の使いやすさ
・床の物や段差
・夜間の照明
・杖や歩行器の使い方
などを確認します。
環境を少し変えるだけで、本人が動きやすくなり、家族の介助負担が軽くなることがあります。
自宅で気をつけたいこと
家族の介助が増えてきた時は、次の点を見直してみましょう。
・本人ができることまで手伝いすぎない
・危ない場面だけを具体的に確認する
・立ち上がりや歩き出しは急がせない
・家族が無理な姿勢で支えない
・手すりや椅子など環境を整える
・疲れている日は無理をしない
・介助方法を家族だけで抱え込まない
・必要に応じて専門家に相談する
大切なのは、「全部家族が支えること」ではなく、「本人ができる力を活かしながら、必要なところを安全に支えること」です。
こんな時は専門家へ相談しましょう
次のような場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
・家族の介助が増えてきた
・どこまで手伝えばよいかわからない
・本人が転びそうで不安
・トイレや入浴の介助が大変
・立ち上がりや歩行でふらつく
・外出時の付き添いが不安
・家族の腰や肩に負担が出ている
・本人が動く機会が減ってきた
介助の負担は、気づかないうちに少しずつ大きくなることがあります。
本人だけでなく、家族も無理をしすぎないように、早めに相談することが大切です。
京都で生活動作や介助方法のリハビリを検討している方へ
京都市伏見区のエール神経リハビリセンター伏見では、退院後の生活動作や歩行不安に対して、理学療法士が身体の状態を確認しながらリハビリを行っています。
家族の介助が増えてきた方には、
・立ち上がり
・歩行
・方向転換
・トイレ動作
・入浴動作
・段差や階段
・家族の介助方法
・生活環境の見直し
などを確認し、その方に合わせたリハビリ内容を提案します。
「どこまで手伝えばよいかわからない」
「本人にできることを続けてほしい」
「家族の負担を少しでも減らしたい」
このようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
エール神経リハビリセンター伏見では、現在、特別体験も行っています。
よくある質問
Q. 家族の介助方法だけでも相談できますか?
はい。介助方法の確認も大切なリハビリの一つです。
本人の状態に合わせて、どの場面で見守りが必要か、どこで介助が必要かを整理できます。
Q. 手伝いすぎるのはよくないですか?
安全のために介助が必要な場面はあります。
ただし、本人ができる動作まで手伝いすぎると、動く機会が減ることがあります。
できることと介助が必要なことを分けて考えることが大切です。
Q. 家族の腰が痛くなってきた場合も相談できますか?
はい。介助する家族の身体への負担も重要です。
無理な姿勢で支えていないか、介助する位置や方法が合っているかを確認しましょう。
Q. 本人が動くのを怖がる場合はどうすればよいですか?
怖さがある場合は、無理に動かすのではなく、どの場面が不安なのかを確認することが大切です。
安全にできる動作から少しずつ練習していきます。
まとめ
家族の介助が増えてきた時は、本人の身体の変化だけでなく、生活環境や介助方法を見直すことが大切です。
すべてを家族が支えるのではなく、本人ができる動作を活かしながら、必要な場面で安全に支えることが理想です。
介助量が増えてきた、家族の負担が大きくなってきたと感じる場合は、早めに専門家へ相談しましょう。
京都市伏見区で生活動作や介助方法のリハビリを検討している方は、エール神経リハビリセンター伏見へお気軽にご相談ください。
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