退院後や体力が落ちてきた時に、
「洗濯物を干す時にふらつく」
「上を向くとバランスを崩しそうになる」
「ベランダに出るのが怖い」
「洗濯カゴを持つと歩きにくい」
と感じる方は少なくありません。
洗濯は毎日の生活に関わる家事ですが、実際には、立つ、歩く、手を伸ばす、上を向く、物を持つ、方向転換するなど、さまざまな動作が必要です。
そのため、歩くことはできていても、洗濯物を干す場面で不安を感じる方もいます。
この記事では、洗濯物を干すのが不安になる理由と、自宅で気をつけたいポイント、リハビリで確認したい内容について解説します。
洗濯物を干すのが不安になる理由
洗濯物を干す時は、身体のバランスを崩しやすい動作が重なります。
例えば、
・洗濯カゴを持って移動する
・ベランダや物干し場へ出る
・上を向いて物干し竿を見る
・腕を上げて洗濯物を干す
・横へ手を伸ばす
・洗濯物を取る時に前かがみになる
・足元にカゴや洗濯物がある
などです。
洗濯動作は、ただ立っているだけでなく、身体を動かしながらバランスを保つ必要があります。
そのため、足腰の力、体幹の安定性、手を伸ばした時のバランス、周囲への注意力が関係します。
洗濯物を干す時に困りやすい場面
① 洗濯カゴを持って移動する
洗濯物が入ったカゴは、意外と重くなります。
両手で持つと手すりが使いにくくなり、片手で持つと左右のバランスが崩れやすくなります。
洗濯機から物干し場までの距離が長い場合は、移動中のふらつきにも注意が必要です。
② ベランダや物干し場へ出る
ベランダへ出る時には、段差やサッシのレールをまたぐことがあります。
足が上がりにくい方や、片足で支えるのが苦手な方は、この小さな段差でつまずきやすくなります。
また、ベランダは雨のあとに滑りやすいこともあります。
③ 上を向いて手を伸ばす
物干し竿が高い位置にあると、上を向きながら手を伸ばす必要があります。
上を向くと姿勢が後ろに反りやすくなり、バランスを崩すことがあります。
特に、ふらつきがある方や体幹の安定性が低い方は注意が必要です。
④ 横に手を伸ばす
洗濯物を横へ広げる時や、遠い位置のハンガーへ手を伸ばす時にも、重心が横へ動きます。
足を動かさずに腕だけ伸ばすと、身体が傾きやすくなります。
無理に遠くへ手を伸ばさず、身体の位置を近づけて作業することが大切です。
⑤ 洗濯物を取り込む時に疲れている
干す時はできても、取り込む時には疲れていることがあります。
夕方や家事の後は足腰が疲れて、ふらつきやすくなる場合があります。
洗濯は、干す時だけでなく、取り込む・畳む・片付けるところまで含めて考えることが大切です。
リハビリで確認したいポイント
洗濯動作を安全に続けるためには、身体の状態と環境の両方を確認します。
① 立ったまま手を伸ばす動作
物干し竿やハンガーに手を伸ばした時に、姿勢を保てるかを確認します。
前方、横方向、上方向へ手を伸ばした時のバランスを見ることが大切です。
② 上を向いた時のふらつき
上を向くと、姿勢が不安定になる方がいます。
リハビリでは、上を向いた時に身体が後ろへ傾かないか、足元が安定しているかを確認します。
③ 片足で支える力
ベランダの段差をまたぐ時や、足元のカゴを避ける時には、片足で身体を支える場面があります。
片足に体重を乗せるのが苦手な場合は、つまずきやふらつきにつながります。
④ 物を持った時のバランス
洗濯カゴや濡れた洗濯物を持つと、身体の重心が変わります。
物を持った状態で歩く、方向転換する、段差をまたぐ動作を確認することが大切です。
⑤ 物干し場の環境
物干し竿の高さ、ベランダの段差、床の滑りやすさ、洗濯カゴの置き場所なども確認します。
身体の状態に合わせて、作業しやすい環境へ整えることが大切です。

自宅で気をつけたいこと
洗濯動作での不安を減らすために、次の点を見直してみましょう。
・洗濯カゴを重くしすぎない
・物干し竿の高さを無理のない位置にする
・足元にカゴや洗濯物を置きっぱなしにしない
・ベランダの段差やレールに注意する
・濡れて滑りやすい日は無理をしない
・遠くへ手を伸ばさず、身体を近づけて干す
・疲れている時は休憩を入れる
・必要に応じて室内干しや低い物干しを活用する
大切なのは、「以前と同じやり方で頑張る」ことではなく、「安全に続けられる方法へ変えること」です。
こんな時は専門家へ相談しましょう
次のような場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
・洗濯物を干す時にふらつく
・上を向くとバランスを崩しそうになる
・ベランダの段差が怖い
・洗濯カゴを持つと歩きにくい
・物干し竿が高くて不安
・洗濯後に強い疲れが残る
・家族が洗濯中の転倒を心配している
・家事を続けたいが不安がある
洗濯動作が不安になると、家事の負担が増えたり、家族に頼る場面が増えたりすることがあります。
無理に続けるのではなく、身体の状態と環境を確認することが大切です。
京都で洗濯動作や家事動作のリハビリを検討している方へ
京都市伏見区のエール神経リハビリセンター伏見では、退院後の生活動作や歩行不安に対して、理学療法士が身体の状態を確認しながらリハビリを行っています。
洗濯動作に不安がある方には、
・立位バランス
・手を伸ばす動作
・上を向いた時のふらつき
・洗濯カゴを持った時の安定性
・ベランダの段差をまたぐ動作
・方向転換
・家事を続けるための体力
・物干し場の環境調整
などを確認し、その方に合わせたリハビリ内容を提案します。
「洗濯物を干す時にふらつく」
「家事をもう少し安全に続けたい」
「退院後の生活動作に不安がある」
このようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
エール神経リハビリセンター伏見では、現在、特別体験も行っています。
よくある質問
Q. 洗濯物を干す時だけ不安でもリハビリできますか?
はい。洗濯物を干す動作には、立位バランス、手を伸ばす動作、上を向く動作、物を持つ動作などが含まれます。
歩行だけでなく、生活動作として確認することが大切です。
Q. 上を向くとふらつくのはなぜですか?
上を向くと姿勢が後ろへ傾きやすくなり、バランスを崩しやすくなることがあります。
足元の安定性や体幹の力、物干し竿の高さなども関係します。
Q. ベランダの段差が怖い場合も相談できますか?
はい。ベランダの段差やサッシのレールは、つまずきやすい場所です。
足の上がり方や片足で支える力、手すりや物干し場の環境を確認します。
Q. 室内干しに変えた方がよいですか?
状態によっては、室内干しや低い物干しを使うことで安全に続けやすくなる場合があります。
ただし、生活環境や本人の希望も含めて考えることが大切です。
まとめ
洗濯物を干す動作は、毎日の家事の中でもバランスを崩しやすい場面があります。
上を向く、手を伸ばす、洗濯カゴを持つ、ベランダの段差をまたぐなど、複数の動作が重なるためです。
洗濯物を干すのが不安な場合は、歩く力だけでなく、立位バランス、体幹の安定性、物干し場の環境を確認することが大切です。
京都市伏見区で洗濯動作や家事動作に不安がある方は、エール神経リハビリセンター伏見へお気軽にご相談ください。
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