【要注意】「汗をかきにくい」は危険?高齢者の体温調節についてわかりやすく解説

「最近あまり汗をかかなくなった」

「暑いのに平気そうにしている」

「クーラーをつけたがらない」

このような変化はありませんか?

実は高齢者では、

👉 “暑さを感じにくくなる”

👉 “汗をかきにくくなる”

ことがあります。

そのため、本人が「大丈夫」と思っていても、体には熱がこもっている場合があります。

特に暑い時期は、

  • 脱水
  • 熱中症
  • ふらつき
  • 体調不良

につながることもあるため注意が必要です。

この記事では、高齢者の体温調節について、汗をかきにくくなる理由や暑い時期に気をつけたいポイントをわかりやすく解説します。


体温調節とは?

人の体は、体温が上がりすぎないように調整する機能があります。

例えば、

  • 汗をかく
  • 血流を増やす
  • 呼吸で熱を逃がす

などによって、体に熱がこもらないようにしています。

しかし高齢になると、この働きが少しずつ低下することがあります。

体温調整の仕組み


高齢者はなぜ汗をかきにくくなる?

■① 暑さを感じにくくなる

高齢者では、若い頃より暑さを感じにくくなることがあります。

そのため、

  • 室温が高い
  • 湿度が高い
  • 汗をかいている

状態でも、

「まだ大丈夫」

と思ってしまうことがあります。

👉 気づかないうちに体へ負担がかかる場合があります。


■② 汗を出す働きが低下する

加齢によって、汗を出す機能も低下しやすくなります。

すると、

  • 汗の量が減る
  • 汗をかき始めるまで時間がかかる
  • 体に熱がこもりやすい

といった変化が起こることがあります。

汗は体温を下げるために重要なので、汗をかきにくくなると熱中症リスクにもつながります。


■③ 水分不足になりやすい

高齢者では、

  • のどの渇きを感じにくい
  • 水分を控えてしまう
  • 食事量が減る

などによって、水分不足になりやすいと言われています。

水分が不足すると、汗も出にくくなります。


■④ 筋肉量が減る

筋肉には、水分をためる働きがあります。

しかし高齢になると筋肉量が減りやすく、体の中に蓄えられる水分量も減少しやすくなります。

そのため、

👉 暑さに弱くなる

👉 脱水しやすくなる

ことがあります。


こんな変化はありませんか?

以下のような変化がある場合は注意しましょう。

こんな変化はありませんか

👉 「汗をかいていない=安全」ではない場合があります。


汗をかきにくい時に起こりやすいこと

■① 体に熱がこもる

汗をかきにくいと、体温を下げにくくなります。

すると、

  • 顔が熱い
  • 体が熱っぽい
  • 頭がぼーっとする
  • 疲れやすい

といった状態につながることがあります。


■② 脱水・熱中症リスクが高くなる

汗をかきにくくても、体の中では水分不足が進んでいる場合があります。

特に、

  • 室内
  • 夜間
  • 入浴後
  • 外出後

などは注意が必要です。


■③ ふらつきや転倒につながる

暑さや脱水によって、

  • 立ちくらみ
  • ふらつき
  • 注意力低下

などが起こることがあります。

その結果、転倒リスクにつながる場合があります。


暑い時期に気をつけたいポイント

■① 「暑くない」ではなく室温を確認する

本人の感覚だけではなく、室温を確認することが大切です。

おすすめは、

  • 室温計を置く
  • エアコンを活用する
  • 風通しを良くする

などです。

👉 「暑く感じていない」こともあります。


■② のどが渇く前に水分補給する

高齢者では、のどの渇きを感じにくいことがあります。

そのため、

  • 起床後
  • 食事時
  • 入浴前後
  • 外出前後

など、時間を決めてこまめに飲むことが大切です。


■③ 我慢せずエアコンを使う

「冷えるから」

「もったいないから」

と我慢する方もいます。

しかし室温が高い状態は、体への負担につながります。

無理をせず、適切にエアコンを使いましょう。


■④ 服装を見直す

暑い時期は、

  • 通気性の良い服
  • 汗を吸いやすい素材
  • 脱ぎ着しやすい服

がおすすめです。

厚着のまま過ごしていないかも確認しましょう。


■⑤ 家族も室温や体調を確認する

本人は暑さに気づきにくいことがあります。

家族や周囲の方は、

  • 室温
  • 表情
  • 食欲
  • 水分量
  • 汗の有無

なども確認しましょう。

暑い時に気を付けたい


室内でも熱中症は起こります

「外に出ていないから大丈夫」

と思っていても、室内で熱中症になることがあります。

特に、

  • エアコンを使っていない
  • 窓を閉め切っている
  • 水分を摂っていない
  • 夜間も暑い

場合は注意が必要です。


こんな時は早めに相談を

以下のような場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

  • 水分が摂れない
  • 強いふらつきがある
  • 反応が鈍い
  • 呼びかけへの反応が弱い
  • ぐったりしている
  • 強い頭痛がある

よくある質問

Q. 汗をかかない方が楽なのでは?

A. 汗は体温を下げるために大切な働きがあります。汗をかきにくいと、体に熱がこもりやすくなる場合があります。


Q. 室内でも熱中症になりますか?

A. はい。室内でも室温や湿度が高い場合は、熱中症につながることがあります。


Q. 水分はどのくらい必要ですか?

A. 体調や持病によって異なりますが、のどが渇く前にこまめに飲むことが大切です。持病がある方は医師の指示に従いましょう。


まとめ

高齢者では、

  • 暑さを感じにくい
  • 汗をかきにくい
  • 水分不足になりやすい

などにより、体温調節機能が低下しやすくなります。

そのため、

👉 「汗をかいていない=安心」

ではない場合があります。

暑い時期は、

  • 室温管理
  • 水分補給
  • 服装調整
  • 家族の声かけ

などを意識し、無理をしないことが大切です。

 

 

 

 

 

 

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