退院後や体力が落ちてきた時に、
「階段を上る時に足が上がりにくい」
「階段を下りる時にふらつく」
「手すりがないと怖い」
「外出先の階段が不安」
と感じる方は少なくありません。
階段は、家の中や外出先で避けられないことがある生活動作です。
しかし、階段の上り下りには、足の力だけでなく、バランス、片足で支える力、手すりの使い方、足元を見る力など、さまざまな要素が関係します。
そのため、平らな場所は歩けていても、階段になると不安を感じる方もいます。
この記事では、階段の上り下りが怖くなる理由と、自宅で気をつけたいポイント、リハビリで確認したい内容について解説します。
階段の上り下りが怖くなる理由
階段では、平らな道とは違う動きが必要になります。
例えば、
・片足で身体を支える
・足を一段上へ持ち上げる
・段差に足を正確に置く
・体重を前後に移動する
・手すりを使いながら動く
・下りる時に足元を確認する
・階段の途中で方向を変える
などです。
特に階段を下りる時は、足を下ろす位置を確認しながら、身体を支える必要があります。
足の力が弱い場合だけでなく、バランスが不安定な方、足元が見えにくい方、膝や股関節に不安がある方も、階段で怖さを感じやすくなります。
「歩けるから階段も大丈夫」とは限りません。
階段動作として、安全に確認することが大切です。
階段で困りやすい場面
① 上る時に足が上がりにくい
階段を上る時は、足を一段上へ持ち上げる必要があります。
足が上がりにくい方や、股関節・膝が動かしにくい方は、つまずきやすくなります。
また、段差に足を乗せた後、身体を持ち上げる力も必要です。
「上る時に足が重い」と感じる場合は、足の上げ方や体重のかけ方を確認することが大切です。
② 下りる時にふらつく
階段を下りる時は、上る時よりも怖さを感じる方が多いです。
下りる時には、片足で身体を支えながら、反対の足を一段下へ下ろす必要があります。
この時、膝や足首の安定性、バランス、足元を見る力が関係します。
「下りる時だけ怖い」という場合も、リハビリで確認できるポイントがあります。
③ 手すりがないと不安
階段では、手すりがあるかどうかで安心感が大きく変わります。
手すりを使うことで身体を支えやすくなりますが、持ち方や使うタイミングが合っていないと、不安定になることもあります。
手すりを強く引っ張りすぎていないか、身体の向きが崩れていないかも確認が必要です。
④ 階段の途中で止まるのが怖い
階段の途中で止まる、向きを変える、荷物を持つなどの動作は、バランスを崩しやすくなります。
外出先では、人が後ろから来たり、急いで動こうとしたりすることで不安が強くなることもあります。
階段では、焦らず一段ずつ動くことが大切です。
⑤ 段差が見えにくい
階段の色が同じ、照明が暗い、足元が見えにくい場合は、段差を踏み外しやすくなります。
特に下りる時は、段差の位置を正確に確認することが大切です。
自宅の階段では、照明や段差の見えやすさも見直しましょう。
リハビリで確認したいポイント
階段を安全に使うためには、身体の状態と階段環境の両方を確認します。
① 上り下りの動作
階段を上る時と下りる時では、必要な動きが異なります。
リハビリでは、
・足を上げる動き
・段差に足を置く位置
・体重のかけ方
・一段ずつ動けるか
・ふらつきが出る場面
などを確認します。
② 片足で支える力
階段では、片足で身体を支える場面が多くあります。
片足に体重を乗せるのが苦手な場合、上る時も下りる時も不安定になりやすいです。
足の力だけでなく、バランスや体幹の安定性も確認します。
③ 手すりの使い方
手すりは階段動作を助ける大切な環境です。
ただし、手すりに頼りすぎると姿勢が崩れる場合もあります。
どちらの手で持つか、どのタイミングで使うか、身体の向きが安定しているかを確認します。
④ 歩き出しと方向転換
階段の前後では、歩き出しや方向転換が必要になります。
階段そのものは上り下りできても、階段に近づく時や、上り終わった後の一歩でふらつくことがあります。
階段動作だけでなく、その前後の動きも確認することが大切です。
⑤ 階段まわりの環境
階段の高さ、手すりの位置、照明、段差の見えやすさ、足元の物なども確認します。
身体の状態に合わせて、階段まわりを安全に整えることが大切です。

自宅で気をつけたいこと
階段での転倒を防ぐために、次の点を見直してみましょう。
・階段に物を置かない
・照明を明るくする
・手すりを使って一段ずつ動く
・急いで上り下りしない
・靴下やスリッパで滑らないようにする
・荷物を持ったまま無理に階段を使わない
・疲れている時は休憩してから動く
・不安が強い場合は家族に見守ってもらう
大切なのは、「勢いで上り下りする」のではなく、「一段ずつ安全に動ける方法を確認すること」です。
こんな時は専門家へ相談しましょう
次のような場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
・階段を上る時に足が上がりにくい
・階段を下りる時にふらつく
・手すりがないと怖い
・階段でつまずきそうになったことがある
・外出先の階段が不安
・階段を避けるようになった
・家族が転倒を心配している
・安全な上り下りの方法がわからない
階段への不安が強くなると、外出や家の中での移動が制限されることがあります。
無理をして使い続けるのではなく、身体の状態と階段環境を確認することが大切です。
京都で階段動作や生活動作のリハビリを検討している方へ
京都市伏見区のエール神経リハビリセンター伏見では、退院後の生活動作や歩行不安に対して、理学療法士が身体の状態を確認しながらリハビリを行っています。
階段動作に不安がある方には、
・階段の上り下り
・片足で支える力
・足の上げ方
・手すりの使い方
・歩き出しや方向転換
・バランス
・階段まわりの環境確認
・安全な動作方法
などを確認し、その方に合わせたリハビリ内容を提案します。
「階段を下りる時が怖い」
「家の中の階段を安全に使いたい」
「外出先の階段に不安がある」
このようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
エール神経リハビリセンター伏見では、現在、特別体験も行っています。
よくある質問
Q. 階段だけが怖い場合でもリハビリできますか?
はい。階段動作には、足を上げる力、片足で支える力、バランス、手すりの使い方などが関係します。
歩行とは別に、階段動作として確認することが大切です。
Q. 階段を下りる時だけ怖いのはなぜですか?
階段を下りる時は、足を一段下へ下ろしながら身体を支える必要があります。
そのため、膝や足首の安定性、バランス、足元を見る力が関係します。
上りはできても、下りだけ怖い方もいます。
Q. 手すりを使っていれば安全ですか?
手すりは有効ですが、持ち方や使い方が合っていないと不安定になることがあります。
身体の向きや足の置き方と合わせて確認することが大切です。
Q. 家の階段と外の階段では違いがありますか?
あります。
外出先の階段は、段差の高さ、幅、手すりの位置、人の多さ、照明などが自宅と異なります。
自宅でできるから外でも必ず安全とは限らないため、段階的に確認することが大切です。
まとめ
階段の上り下りは、生活の中で必要になることが多い動作です。
しかし、足を上げる、片足で支える、手すりを使う、段差を確認するなど、複数の動作が必要になります。
階段が怖いと感じる場合は、足の力だけでなく、バランス、手すりの使い方、歩き出し、階段まわりの環境を確認することが大切です。
京都市伏見区で階段動作や生活動作に不安がある方は、エール神経リハビリセンター伏見へお気軽にご相談ください。
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