こんにちは!京都にある自費リハビリセンターを運営しています。
センター長の米田です。
今日はクローヌスの原因とその対策について説明します。
クローヌスは、主に中枢神経系の障害によって引き起こされる現象で、筋肉や腱が無意識的に反応し、関節がリズミカルに動く状態を指します。この現象は、特に脳卒中や脊髄損傷などの上位運動ニューロンの障害によって生じることが多いです。
原因
クローヌスの主な原因は、以下の通りです:
上位運動ニューロン障害: 脳卒中や脊髄損傷、脳性麻痺などが原因で、脳からの運動指令が適切に伝わらず、筋肉の反射が過剰に亢進します。
筋肉の緊張の亢進: クローヌスは、筋肉の緊張が高まり、筋肉が急激に伸長される刺激に対して過剰に反応することによって発生します。これにより、関節が不規則に動くことになります。
痙縮との関連: クローヌスは、痙縮(筋肉の異常な緊張)と密接に関連しており、痙縮がある場合にクローヌスが発生しやすくなります。痙縮は、麻痺した手足の筋肉が強く収縮し、動きが制限される状態です。
影響
クローヌスが発生すると、歩行や日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。特に、麻痺側の下肢の支持性が低下し、歩行中の不安定性が増すため、転倒のリスクが高まります。
このように、クローヌスは中枢神経系の障害に起因する複雑な現象であり、適切なリハビリが必要です。
ではどのように改善していけばよいのか、、、
それは“荷重”です。
クローヌスに対して荷重をかけることは、リハビリにおいて非常に重要な要素です。荷重をかけることによって、以下のような効果が期待できます。
1. 筋肉の活性化
荷重をかけることで、麻痺した筋肉や弱化した筋肉が活性化され、筋力の向上が促されます。特に、麻痺側の下肢に荷重をかけることで、支持性が向上し、歩行時の安定性が増します。
2. 神経の再教育
荷重をかけることは、神経系の再教育にも寄与します。特に、上位運動ニューロンの障害がある場合、荷重をかけることで筋肉の反応を調整し、正常な運動パターンを再学習する手助けとなります。これにより、クローヌスの発生を抑制することが可能になります。
3. バランスの改善
荷重をかけることで、体のバランス感覚が向上します。特に、麻痺側の足に荷重をかけることで、体重移動がスムーズになり、歩行時の不安定感が軽減されます。これにより、転倒のリスクが低下し、日常生活の質が向上します。
4. 痙縮の抑制
荷重をかけることは、痙縮の抑制にも効果があります。筋肉に適切な荷重をかけることで、筋緊張が調整され、クローヌスの症状が軽減されることが期待されます。
このように、クローヌスに対して荷重をかけることは、リハビリにおいて非常に重要であり、患者の機能回復を促進するための有効な手段です。リハビリの計画には、荷重をかける訓練を組み込むことが推奨されます。
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