京都の自費リハビリ施設が語る：季節の変わり目に負けない身体づくりとリハビリ

2025.06.24
脳梗塞

脳卒中やパーキンソン病と診断され、懸命にリハビリに取り組んでいらっしゃる皆様、こんにちは。京都市内で自費リハビリ施設を運営している理学療法士の米田です。

日々のリハビリ、本当にお疲れ様です。特に京都の四季は美しくも変化に富み、季節の変わり目には体調を崩しやすいと感じる方も多いのではないでしょうか？「なんか身体がだるい」「手足が動きにくい気がする」「リハビリの効果が出にくい…」そんなお悩み、もしかしたら気温の変化が関係しているかもしれません。

私たちは、京都で脳卒中やパーキンソン病のリハビリを頑張る皆様が、季節の移り変わりの中でも快適に、そして効果的にリハビリを続けられるよう、全力でサポートしたいと考えています。この記事では、気温変化が身体に与える影響と、それに負けないための具体的なリハビリやセルフケアについてお伝えします。

1. 脳卒中・パーキンソン病の方へ：季節の変わり目、こんなお悩みありませんか？

1-1. 気温変化が身体に与える影響

春から夏へ、秋から冬へと季節が移り変わる時期は、朝晩の気温差が大きくなったり、急な気圧の変化があったりしますよね。私たちの身体は、このような環境の変化に適応しようと常に働いています。健康な方でも体調を崩しやすい時期ですが、脳卒中やパーキンソン病をお持ちの方にとっては、その影響がより大きく現れることがあります。

例えば、急な冷え込みは筋肉の緊張を高め、麻痺側の手足のこわばり（痙縮）を強く感じさせたり、パーキンソン病の症状である固縮や振戦を悪化させたりすることがあります。逆に、気温が上がると脱水症状になりやすく、めまいやふらつきにつながることも。このように、気温の変化は、私たちの身体機能に直接的・間接的に影響を与える可能性があるのです。

1-2. 多くのリハビリ利用者様が感じている不調

当施設に京都市内だけでなく、近隣地域からリハビリにいらっしゃる方々からも、季節の変わり目に以下のようなお悩みをよく耳にします。

「朝起きると、いつもより手足が動かしにくい」
「身体が重だるく、リハビリのやる気が出にくい」
「以前よりバランスが悪くなった気がする」
「夜中に足がつりやすい」
「便秘がひどくなった」

これらは、気のせいではなく、実際に身体が気温の変化に反応しているサインかもしれません。特に、ご自身の身体の変化に敏感な脳卒中やパーキンソン病をお持ちの方ほど、小さな変化も感じ取りやすい傾向にあります。

2. 【理学療法士が解説】気温変化と身体の密接な関係

2-1. なぜ気温の変化が脳卒中やパーキンソン病の症状に影響するのか

気温の変化が脳卒中やパーキンソン病の症状に影響を与える主な理由の一つに、自律神経の働きが挙げられます。自律神経は、体温調節、血圧、心拍、消化器の動きなど、私たちが意識せずに行っている身体の機能をコントロールしています。

気温が大きく変動すると、この自律神経がその変化に対応しようと過剰に働き、バランスを崩してしまうことがあります。例えば、寒い時には血管が収縮して血圧が上がりやすくなったり、筋肉が緊張しやすくなったりします。脳卒中後の麻痺がある方の場合、この筋肉の緊張が痙縮の悪化につながり、動きにくさを感じることが増えるのです。また、パーキンソン病の方の場合、自律神経の調節機能がもともと低下していることがあり、気温変化による影響をより強く受ける可能性があります。

2-2. 自律神経の乱れと身体の不調

自律神経が乱れると、以下のようなさまざまな不調を引き起こす可能性があります。

倦怠感や疲労感：身体がだるく、疲れやすい
睡眠の質の低下：寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりする
痛みやしびれの増悪：関節や筋肉の痛み、麻痺部位のしびれが強くなる
消化器系の不調：便秘や下痢
精神的な影響：イライラする、気分が落ち込む

これらの不調は、日々のリハビリの効果にも影響を及ぼし、モチベーションの低下にもつながりかねません。だからこそ、気温変化に負けない身体づくりが大切になってくるのです。

3. 京都のリハビリで実践！気温変化に負けない身体づくりのポイント

3-1. 自宅でできる！簡単なセルフケアと注意点

専門家によるリハビリはもちろん重要ですが、日常生活でのセルフケアも非常に大切です。特に季節の変わり目には、以下のことに注意してみましょう。

軽いストレッチで血行促進：毎日少しずつでも、ストレッチを取り入れることで筋肉の緊張を和らげ、血行を促進できます。
- 肩甲骨のストレッチ：両手を肩に置き、大きく円を描くように回します。猫背になりがちな方は、肩甲骨を意識して動かすと良いでしょう。
- 足首のストレッチ：座ったまま、足首をゆっくりと回す。つま先を上げ下げしたりします。ふくらはぎのポンプ作用を高め、むくみ対策にもなります。
- 注意点: 痛みを感じる場合はすぐに中止し、無理はしないでください。麻痺のある方は、必ず介助者に見守ってもらうか、安全な環境で行いましょう。
水分補給をこまめに：特に夏場は脱水症状に注意が必要です。喉が渇いていなくても、こまめに水分を摂りましょう。
規則正しい生活：十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事を心がけることで、自律神経のバランスを整えやすくなります。

3-2. 専門家と取り組む、季節に合わせたリハビリプログラム

自宅でのセルフケアも大切ですが、季節ごとの身体の変化に合わせた専門的なリハビリも非常に有効です。当施設では、理学療法士がマンツーマンで、あなたのその日の体調や季節ごとの身体の変化を考慮したリハビリプログラムを提案しています。

3-3. 京都でリハビリを続けるあなたへ：当施設のサポート体制

私たちエール神経リハビリセンターは、京都にお住まいの脳卒中・パーキンソン病の皆様が、安心し、納得してリハビリに取り組めるよう、以下のサポートを心がけています。

完全個別対応：お一人おひとりの症状や目標に合わせたオーダーメイドのリハビリを提供します。
経験豊富な理学療法士：脳卒中やパーキンソン病のリハビリに特化した知識と経験を持つ理学療法士が担当します。
きめ細やかなカウンセリング：日々の体調の変化や、季節ごとの身体の悩みを丁寧に伺い、リハビリに反映させます。
ご家族様との連携：ご自宅でのケア方法や、ご家族様のサポートについてもアドバイスさせていただきます。

4. 諦めないで！京都の自費リハビリがあなたに寄り添います

4-1. 自費リハビリだからできること：個別化されたサポート

「保険内リハビリだけでは物足りない」「もっと専門的なリハビリを受けたい」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。自費リハビリの最大の強みは、リハビリの時間や回数に制限がないことです。これにより、お一人おひとりの身体の状態や目標、そして季節ごとの身体の変化に合わせて、より柔軟で質の高いリハビリを提供することが可能です。

例えば、特定の筋肉の固さが気になる場合は、その筋肉に特化したストレッチや徒手療法を時間をかけて行ったり、歩行の安定性を高めるために、より実践的な屋外歩行練習を取り入れたりすることもできます。あなたの「こうなりたい」という想いに、とことん寄り添えるのが自費リハビリなのです。